新緑の5月は都市の中学生が一番多く訪れる季節です。かっての酒学旅行は神社仏閣や名所旧跡巡りの旅といった物見遊山的なものでしたが、現在では都市部を中心に様々な自然体験や農業農村を体験する旅に変わりつつあります。
「よこね田んぼ」では歴史・理科・国語・美術などの学習だけでなく、人間が生きる上で大切な食糧を作る重要な現場ということを子ども達が再認識し、他の命をいただき、自分が生かされているということを学び、食べ物を大切にして欲しいという願いを託し、体験教育旅行を招致しました。現在までに千数百人を超える修学旅行生がこの棚田の自然を体験しています。
また、地元の小学生、保育園児も農作業体験やどろんこ遊びに興じながら、幼い頃より棚田の自然、千代の緑の豊かさに触れています。
よこね田んぼの保全は、共に汗を流し作業を行い、泥まみれにながらよこね田んぼに携わり、親しみ・語り合い・喜び合うといった「感動を共感できる場所」として現在まで行ってきています。
イベント情報
2014年(平成26年)のイベントはこちら
[春季]
●畦づくり(4月上旬)
田の泥を上げ、鍬で畦に塗っていく作業です。
作業終了後懇親会を行います。
●田植え体験(5月中旬~6月上旬)
よこね会の皆さんの指導のもと、縄を使用し田植えを行う。
田が小さいため全て手植えです。
[夏季]
●案山子づくり講習会(8月お盆前)
収穫祭に行う案山子コンテスト用の案山子を作ります。
1カ月間棚田に展示し一般の見学者も投票することができます。
[秋季]
●収穫祭・稲刈り
稲刈り体験、案山子コンテストの表彰、餅投げ等を実施。地元産の食材を使った
料理で交流会をします。
●維持管理
水管理、草刈り(年2回)、井あげ作業、田起こし、脱穀等